熊本県南経済連携協議会を設立

6月17日、八代商工会議所と、人吉商工会議所、水俣商工会議所の3商工会議所で 県南全体の経済の活性化に向けて『熊本県南経済連携協議会』を設立し、八代市役所1階多目的ホールで発足式を開催しました。

(記念撮影 前列 八代商工会議所・竹永会頭、人吉商工会議所・岩下会頭、水俣商工鍵所・深水会頭)

 協議会設立に向けて、昨年春から商工会議所間の協議・意見交換を重ね、行政機関(県・市)との連携体制を構築して、商工会議所相互の祭やイベント等に参加して交流を深め、発足式前に3商工会議所の協議会設立への最終同意を行い発足しました。

協議会では今後の取組みを行う上で、課題解決や目標達成を実現するため県南広域本部、芦北地域振興局、球磨地域振興局と八代市、人吉市、水俣市をアドバイザーに迎え、参加頂き活動していきます。

以下、協議会代表の竹永淳一会頭によるコメントです。

(代表挨拶を行う 八代商工会議所・竹永会頭)

『2024年、TSMCが熊本県に進出し、県北地域は過去に例を見ない活況を呈し、関連企業の進出やインフラ整備の充実が報じられています。

一方で、県南地域は活性化策やDX・SDGsの取り組みを行っているものの、人口減少と経済状況は特に深刻で、日々焦りと絶望感が増し、雇用問題や賃金格差等地域経済の解決策に苦慮しています。

県北地域がTSMC進出によって連携強化を進めている中、熊本市が中心となり締結された「熊本連携中枢都市圏」は24市町村で約120万人を超える人口を有し、経済の活性化と都市機能の集積強化等を目的としています。

そのような中、県南地域(約25万人)15市町村が連携して一体感を強化し、地域の発展を目指す行動方針を提案します。

県南地域は豊かな自然環境や特産品を有していますが、「近くて遠い地域」という印象で地域の経済団体等の連携が不十分であり、地域経済と住民の生活が衰退の道へ進むのが待ったなしの状況であります。

ここで県南3地域の商工会議所が先頭に立ち、15市町村の経済団体のリーダーとなり一体感を強固なものとし推進したいと考え、ここに熊本県南経済連携協議会を設立したいと考えます。」

協議会は、以下の行動方針をもとに活動していきます。

(1)「くまもと県南フードバレー構想」の経済界の参加と協力体制の確立

(2)観光・物産・祭り・イベント・教育・文化・スポーツ等の情報共有と協力体制の確立

(3)行政の垣根を超えた交流と連携事業の展開

(4)地域内雇用対策の情報共有

(協議会の行動方針を説明する 八代商工会議所・稲村副会頭)


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